2025年も残りわずかとなりました。
今年は各ブランドから多彩な新作が発表され、時計選びの幅がさらに広がった1年でもあります。
今回は、2025年に登場した新作モデルの中から、GMTスタッフが特に注目した時計を三本ご紹介いたします。
最初にご紹介するのは、こちら。
◆ROLEX ロレックス オイスターパーペチュアル 124200 ピスタチオ
オイスターパーペチュアルは、ロレックスの中でも最もベーシックなコレクションであり、ブランドの原点ともいえる存在です。
シンプルな3針構成に、自動巻き、防水性、堅牢なケースといった要素を押さえた、オーソドックスなモデルです。
このモデル最大の特徴にして、今年もっとも注目すべきポイントが「ピスタチオ」と名付けられた文字盤カラーです。
ロレックスはこれまでも「グリーン」を展開してきましたが、それはブランドカラーを象徴する鮮やかな濃い緑色でした。
対して、今回加わったピスタチオは、これまでのロレックスには珍しい、淡く柔らかなパステル調のニュアンスカラーを採用しています。
近年のファッショントレンドとも呼応するこの絶妙な色合いは、発表と同時に大きな話題となりました。
既存の概念にとらわれない新しいロレックスの表情を感じさせる一本です。
淡いピスタチオグリーンは主張しすぎることなく、オイスターパーペチュアルのミニマルなデザインと調和しており、シンプルでありながら飽きのこない仕上がりとなっています。
34mmというケースサイズは男女問わず着用しやすく、手首が細めの方や、控えめなサイズ感を好む方にもおすすめできます。
オン、オフを問わず使いやすく、日常のさまざまなシーンに自然と馴染む汎用性の高さも魅力です。
シンプルなデザインの中で、さりげなく色で個性を楽しめる一本です。
次にご紹介するのはこちら。
◆TUDOR チューダー ブラックベイ 54 ラグーンブルー M79000-0001
ブラックベイ 54は、1954年に誕生したチューダー初のダイバーズウォッチをルーツに持つモデルで、ブラックベイコレクションの中でも特にクラシカルな要素を色濃く受け継いでいます。
シンプルな3針構成に、200m防水性能や堅牢なケース構造を備え、実用性の高いダイバーズウォッチとして完成度の高い仕上がりとなっています。
このモデル最大の特徴にして、発表時に驚かせたのが、鮮やかな「ラグーンブルー」の文字盤です。
これまでのブラックベイ 54が硬派なツールウォッチとしての側面を強調していたのに対し、本作は南国の海を思わせる明るいブルーを採用。
さらに、表面に細かな凹凸を持たせた「サンドテクスチャー仕上げ」を施すことで、光の当たり方によって表情を変える、奥行きのある高級感を演出しています。
ヴィンテージデザインの枠を超え、現代的なラグジュアリースポーツウォッチへと昇華させた、2025年を彩る象徴的なモデルです。
37mmというケースサイズは手首への収まりが良く、近年の小径化トレンドにも合致した、非常に扱いやすいサイズ感です。
本作では、鮮やかなラグーンブルーが手元に華やかさをもたらし、単なるダイバーズウォッチの枠に収まらない、ジュエリーのような存在感を発揮します。
クラシカルなデザインと爽やかな色味、そして実用性と遊び心を兼ね備えたこのモデルは、休日スタイルを格上げするタイムピースとして、自信を持っておすすめできる一本です。
最後にご紹介するのはこちら。
◆OMEGA オメガ シーマスター レイルマスター 235.10.38.20.06.001
レイルマスターは、オメガの歴史を語る上で欠かせない「1957年トリロジー」(スピードマスター、シーマスター300、レイルマスター)の一角を担う由緒あるモデルです。
レイルマスターは「磁気」という見えない壁に挑んだ、鉄道員をはじめ、エンジニアや科学者のための時計として誕生しました。
今作の特徴として、注目すべきポイントが、中央から外周に向かって深みを増す「グレー・グラデーション」の文字盤です。
前作のレイルマスターが「デニム」や「ブラック」で無骨なツールウォッチ感を強調していたのに対し、今作は「都会的なエレガンス」を纏って登場しました。
さらに、ケースサイズは待望の38mmへとダウンサイジング。
ケースやブレスレットの一部にあえてポリッシュ(鏡面)仕上げを取り入れることで、落ち着いた印象の中に上質さを感じさせる、今年一番の「大人顔」な一本に仕上がっています。
スペック面では、オメガの定番「アクアテラ」とほぼ同等(150m防水、15,000ガウス耐磁)ですが、そのキャラクターは対照的です。
日付表示のあるアクアテラに対し、レイルマスターは「日付なしの完全なシンメトリー」です。
華やかさよりも、ストイックなデザインや、語れる背景を重視するこだわり派の方にこそ、選んでいただきたいモデルです。
ビジネスシーンでは、グレーのグラデーションが装いを引き締め、知的な印象を与えてくれます。
一方で休日には、気負わず使える堅牢さとサイズ感で、アクティブな時間にも寄り添ってくれるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した三本は、いずれも「色」と「サイズ感」に新たな解釈を加えた、2025年を象徴するモデルばかりです。
パステルカラーで軽やかな個性を放つロレックス、リゾートの空気感とラグジュアリーさを纏ったチューダー、そしてサイズダウンによって大人のエレガンスを手に入れたオメガ。
今年の新作を見渡すと、単なるスペックの向上だけでなく、時計を身につける人の「ライフスタイル」や「感性」に響く、情緒的な魅力を持ったモデルが多く登場した1年だったと言えるでしょう。
GMTでは、今回ご紹介した注目作以外にも、今年を彩った多彩なコレクションを取り揃えております。
2025年の締めくくりに、そして新しい年を共に歩むパートナーとして。
ぜひ、運命の一本を探してみてください。
▼本日ご紹介した腕時計
◆ROLEX ロレックス オイスターパーペチュアル 124200 ピスタチオ
◆TUDOR チューダー ブラックベイ 54 ラグーンブルー M79000-0001
◆OMEGA オメガ シーマスター レイルマスター 235.10.38.20.06.001
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