新しい年を迎えると、少しだけ装いの基準を上げたくなるものです。
とはいえ、華やかさを前面に押し出すよりも、選びの理由が自分の中で腑に落ちる一本を身につけたい。
そんな気分に寄り添ってくれるのが、控えめでありながら確かな格を備えたゴールドウォッチです。
今回ご紹介するのは、「金」であることを語らずとも、その価値が自然と伝わってくる、そんな素敵な腕時計をご紹介します。
ぜひ最後までお付き合いください。
時計には、手に取った瞬間にその価値をひしひしと感じられるものがあります。
こちらのモデルはまさにその一本ではないでしょうか。
BREGUET ブレゲ クラシック 5157BB/11/9V6
ケース径は38mm、厚さは約5.4mm。
手に取ると、怖くなってしまうほどに華奢で、薄いのです。
実際に腕に乗せると、その印象は想像を超えてきます。
シャツの袖に干渉しないという次元ではなく、腕元に自然と収まり、存在すら主張しない薄さがそこにはあります。
この薄さを成立させているのが、ブレゲ自社製ムーブメント「Cal.502.3」です。
本機には、マイクロローターが採用されています。
一般的な自動巻きムーブメントでは、ローターがムーブメント全体を覆う構造となるため、どうしても厚みが増します。
一方、マイクロローターはローターをムーブメント内部に収める設計であり、全体の厚みを大幅に抑えることが可能です。
ブレゲはこの構造を単なる薄型化のために用いるのではなく、18Kゴールド製ローターを採用することで、巻き上げ効率と質感の両立を図っています。
さらにこのマイクロローターにもギョシェ彫りが施されています。
この細やかな仕上げの積み重ねが、裏蓋から覗いた際の控えめで上品な存在感につながっているのです。
まさにブレゲらしい美意識の表れと言えるでしょう。
それだけではありません。
シリコン製ひげゼンマイを採用していることで、極薄でありながらも耐磁性を備えているところが驚異的。
ケースサイドには、ブレゲを象徴する美しいコインエッジ装飾が施されています。
また、文字盤中央には手彫りによるギョシェ装飾が広がります。
いずれも非常に高度な装飾技法ですが、過度な主張はありません。
しかしながら、繊細なブルースティール針の輝きを、上品に際立たせ視認性を確保しているのが、ギョシェ文字盤の凄み。
近づいて初めてその精緻さに気づき、離れて見れば全体として静かな佇まいを保っています。
装飾でありながら、様式として成立している。
この一貫した美意識こそが、ブレゲというブランドの強さだと感じます。
機能面についても触れなければなりません。
秒針や日付表示は備えていません。
しかし、先述した薄さでありながら、防水性能を30m防水備えているのも、特筆しなければならない点です。
総じて機能としてはごく最小限ですが、そこに不足を感じることはありません。
むしろ、余計な要素を排したことで、針の動き、文字盤の表情、ケースの輪郭といった要素に自然と意識が向きます。
時間の流れそのものを静かに受け止めるための時計ともいえるでしょう。
クラシック 5157には、ピンクゴールドケースのモデルも存在しますが、ホワイトゴールドは、遠目には控えめでありながら、近づくと確かに貴金属ならではの質感を感じさせます。
光の当たり方によって、柔らかく上品な艶を帯びる点も印象的です。
ビジネスシーンや改まった場においても、過度に主張することはありません。
それでいて、時計としての格を静かに保ち続けてくれます。
華やかさよりも、信頼感。
クラシック 5157BBは、その価値観に寄り添う一本だと感じています。
即座に分かりやすい魅力を前面に出す時計ではないかもしれませんが、日常の中で腕に乗せ続けることで、
その完成度の高さが少しずつ実感として積み重なっていきます。
薄さ、装飾の繊細さ、二針の潔さ、そしてホワイトゴールドという選択。
いずれも控えめでありながら、確かな満足感をもたらします。
静かに、そして長く付き合うことのできる一本です。
▼今回ご紹介した腕時計
BREGUET ブレゲ クラシック 5157BB/11/9V6
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最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。

















