アメリカンスタイル

2012年02月08日

こんにちは井原です。最近、氷点下の寒さが少しずつ和らぎ、徐々に暖かくなってきています。天気予報を見ると最高気温10℃を超える日が見られるようになってきたということはそろそろ春でしょうか?

さて先日のお休みに愛車のマフラー交換をしてきました。今回もバイクのメンテナンスなどでお世話になっている「タイムトンネル」へ。

愛車

まずはノーマル状態の車両。近年、旧車のフルノーマルは珍しくなってきていますが、2年近く何処もカスタムをしていないので、そろそろ手を加えようと思っていました。

愛車

4in2マフラーの丸型Zシリーズは数少ないシリーズで、交換するかどうか悩んでいましたがタイムトンネルで相談したところ、なかなか珍しいマフラーを持っていました。さすが老舗の専門店。

愛車

交換を待つこと2時間弱。さてこのマフラーはと言いますと…。

愛車

何と、今では珍しい旧ロゴのKERKER集合メガホン管4in1マフラー。KERKERと言えば、1981年AMAスーパーバイクで優勝した「エディ・ローソン
が乗っていたKAWASAKIのバイクに装備されていたレース用マフラーでも有名。後にエディ・ローソン仕様のレプリカバイク「Z1000R」が限定販売され、その時もKERKERのマフラーを標準装備。その車両は今では超プレミアモデルとなっています。現在でも「ZRX」をベースにした「ローソンレプリカ」など街中を走っているのを見かけます。

愛車

今回、発掘したマフラーはもともとメッキ仕上げでしたが、年代物のパーツで少し錆びていたということもあり艶無し黒に塗装。メッキを少し削って下地を作り塗装します。オリジナルの黒も時々見ますが、黒も剥げて錆びやすいのが難点。なので、今回は「どうせなら」と思いきって塗装してみました。

今回のカスタムのポイントは車両との年代が近い中古パーツで、アメリカのパーツメーカーでのカスタム。「ヨシムラ」、「モリワキ」、「BEET」など数多くパーツがある中、「アメリカンスタイル」を追求にはやはり「KERKER」ですかね。
現地から輸入される国産メーカーの旧車バイクはノーマルパーツがダメになると社外に変えたりすることが多いので、アメリカで人気の集合管スタイルも純正以上に良いですね。
さらにアメリカ仕様というのであればホイールをスポークホイールからパンクしても安心なキャストホイールに交換したいところですが、それは次回。

ちなみに今回の題名が「アメリカンスタイル」ですが、何故かと言うと1970年代は世界中の二輪メーカーがアメリカ参入をし、各メーカーが競い合った時代。私の「KZ1000」の祖先に当たる「Z1」もアメリカ市場を狙った1台。その系譜を受け継ぐ「KZ1000」はロングライディングを意識したZ1譲りの乗りやすさに加え、キャブレターを変更し、排気量上げ、前後ディスクブレーキ変更などの改良を加えさらに乗りやすさを追求したアメリカ大陸仕様のバイクです。(ヨーロッパ仕様はトリプルディスクブレーキ&リアフェンダーが長いなど仕様も変わります)

アメリカンといえば「ハーレーダビッドソン」を思い浮かべますが、多くの二輪メーカーがアメリカに参入したため、アメリカの二輪メーカーはハーレーくらいしか残らなかったそうです(近年、インディアンが復活しましたね)。

愛車

集合管でもショート管だと車体に対してのボリュームが無いので、個人的にはメガホンの方がバランスも良い上、安く購入できるのでかなり気に入っています。

ちなみに性能はさすがレース用パーツなだけあって、抜けが良く、音も4気筒エンジンらしい乾いた心地よいサウンドです。純正だと重たいのですが、集合管だと軽量化されるということもあって、気持ち速くなった気がします。

帰り道は性能を試す為に首都高速へ。性能の良さにテンションが上がってしまいました。

さて時計でのアメリカンスタイルというと、やはり思い付くのはアメカジに似合いそうな時計が挙げられます。

その中で選ぶとしたら私は迷いなくこの1本です。

オメガ スピードマスタープロフェッショナル 3570-50

オメガ スピードマスタープロフェッショナル 3570-50 ¥248,000

説明も問答も不要。過去、何度もブログで紹介させていただいた「オメガ スピードマスター」。たぶん何回も紹介するということは「好きなんだろうな」ということでしょうか。

時計業界のアメリカ市場の参入。最も大きな功績を残した時計はスピードマスター以外に思い当たりません。「月に行った初めての時計」としておおよそ半世紀、未だに変わらない姿は本当に完成された時計なのでしょう。

どのようなスタイルにも対応するスピードマスターはアメリカンスタイルに限らず、オールマイティに活躍してくれると思います。

まさに「相棒」とも呼べる存在なのかもしれません。

では本日はこの辺で…。

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