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本日は、名門ブランドからおすすめの1本をご紹介いたします。
JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト マスターコントロール デイト Q4018420 【2020年新作】
1992年に制定されたジャガールクルト独自検査である1000時間コントロールテストの名前を冠したジャガールクルトの基幹コレクションです。
最初はマスターシリーズ中でも3針・カレンダーモデルがマスター・コントロール名づけられていましたが、現在ではムーンフェイズやアラーム時計であるメモボックス、ワールドタイマーであるジオグラフィークもマスター・コントロールに含まれるため、今日では、このモデルはマスター・コントロール・デイトというモデル名になっています。
1950年代の時計をモチーフにデザインされてた時計は、シンプルなラウンドケースにくさび型のインデックスとドルフィン針など、ヴィンテージなイメージを持つデザインですが、古臭さは感じさせせず、ジャガールクルトらしい上品さを持った端正なモデルです。
旧型と比べると、基本的なデザインに変わりはありませんが、細かい部分はブラッシュアップされています。
例えばベゼルは幅が薄くなりスタイリッシュな印象になっています。
新型
旧型「ジャガールクルト マスター コントロール Q1548420」
ケースサイズは39㎜から40㎜へ1㎜拡大され先々代と同じ大きさに戻されました。
仕上げも異なり旧型がすべてポリッシュ仕上げだったのに対して、ポリッシュとサテン仕上げのコンビネーションとなっています。
これにより視覚的にさらに時計の厚みがさらに薄く見えるようになっています。
新型
旧型
文字盤で大きく変わっているのが「JL」のマークがプリントからアプライトになったほか、ジャガールクルトのフォントサイズが小さくなってすっきりとした印象になっています。
新型
旧型
6時側には自動巻きを意味する「AUTOMATIQE」の文字が追加され、全体的なバランスを整えています。
更に、カレンダーの窓枠が立体的になるなど、細部まで変更されクォリティがとても高くなっています。
新型
旧型
外装以上に大きく変化したのがムーブメントです。
旧型でも使用されていた、基幹ムーブメントであるCal.899を大きく改良した、Cal.899ACを採用しています。
シリコン製の脱進機の採用や、香箱の改良によるパワーリザーブの大幅な向上など、現代的なスペックを獲得しています。
このムーブメント改良で、大きく使い勝手も向上しています。
旧型に搭載されていたCal.899/1は、ゼンマイが完全に巻き上げられた状態での精度は良かったのですが、パワーリザーブが38時間と短いため、ゼンマイの巻き上げが十分に行えない場合では、トルクの低下が早く精度の低下も見られました。
しかしパワーリザーブが70時間と大幅に向上したので、一日空けて着用する場合などの時計のズレが小さくなる等の効果が期待出来ます。
899系ムーブメントはカレンダーの早送り時などパチッパチッと切り替わる心地よい操作感を持つ良いムーブメントです。
旧ムーブメントでは時刻合わせ時に針飛びをする時もありましたが、これも改善されています。
革ベルトもこのモデルからフランスのタンナー『HAAS(アース)社』のノボナッパカーフストラップを採用し、以前より明るいイメージになっています。
シンプルで完成されたデザインに、改良されたムーブメントを持つこの時計は、時代を超える魅力を持った時計ではないでしょうか。
自信をもってお勧めできる逸品です。