10月の半ばになりようやく暑さがおさまり、夜は肌寒い時間もありますが
私としてはやっと丁度良い季節を迎えた嬉しさを感じます。
腕時計もダイバーズウォッチやスポーツモデルから、革ベルトの魅力を発揮する時期に移り変わっています。
只今当店では、レザーベルトの商品を対象に170本以上の商品がセール対象となっております。
是非衣替えと共に、お得なこの時期にご検討くださいませ。
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さて、つい先日世界的な時計の見本市である「Watches and Wonders Geneva」の日程が発表されました。
2022年3月30日~4月5日の間で開催予定で、バーゼルワールドから撤退しているグランドセイコーなども参加することが決まり、
大手ブランドも数多く今から非常に楽しみにしています。
ここ数年の新しい時計というと、自動巻きムーブメントが多数を占めるようになり、
パワーリザーブも約3日間がスタンダードとなっている印象です。
しかしながら、ネオヴィンテージモデルや2000年代前後の時計には完成度の高い時計もあり、
昔ながらのムーブメントなどを継続して使用している時計を好んで買われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本日は、真のマニュファクチュールブランドとしても名高いジャガー・ルクルトの代表モデル「レベルソ」で
只今当店にも在庫のある商品をご紹介いたします。
JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト レベルソ クラシック・ミディアムスリム Q2548440
個人的な感想といたしましては「そろそろ1本良い時計が欲しい」という方に是非お勧めしたいモデルの1つがレベルソです。
1931年に誕生したレベルソですが、黄金比で完璧に計算された設計は90年以上経った今でも継承されており、
アールデコ調のクラシカルなその見た目は”上質である”という印象を与えます。
また、機械式時計の中でも、こちらのモデルには”角型の手巻きムーブメント”を使用しているというのが魅力的です。
基本的には反転させても中身を確認することはできませんが、先に述べたように自動巻きムーブメントが増える一方
レベルソには伝統的な手巻きムーブメントのラインナップも残しております。
機械式時計とは、時間を確認することだけではなく、そのモデルの背景やブランドのこだわりがどこにあるのか
どこに魅力を感じて着けているのか、という点も含めて楽しむものだと思います。
その点、レベルソというのは歴史が深く、その一端をお話ししますと
元々ムーブメントを製造していたルクルト社も、ケースを設計していたジャガー社も
レベルソを作ることができず、タバン社にムーブメントを、A & Eウェンガー社にケースを外注して誕生しました。
レベルソというアイデア自体は、セザール・ド・トレーという商人が、インドに駐在していたイギリス人将校の相談を受け
ルクルトに話を持ち掛けた経緯があります。
このように考えると、これだけ代表的なモデルであっても、その始まりはマニュファクチュールブランドにとっては複雑な経緯があり
外注していたメーカーは他にどのようなブランドで使われていたのか、などを調べるとさらにその当時の繋がりが分かります。
また、レベルソ自体もジャガールクルトだけのモデルではなく、パテック・フィリップやカルティエなどでも
同様に反転するケースの時計がごく短期間ですが作られていたことがあるようです。
話は現行モデルに戻りますが、上記当店の商品は1992年より使われている「Cal822」を搭載し
毎時21,600回のロービート仕様で、パワーリザーブも約42時間と、あえて時代に合わせすぎないこだわりも好ましいです。
自動巻きのレベルソも使い勝手が良いですが、個人的には伝統的な手巻きで使いたいところです。
今なら、ケース違いのローズゴールドモデルも在庫がございます。
JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト レベルソ クラシック ミディアムスリム Q2542540
こちらはよりアンティークな印象に近いです。
本格的な機械式時計の購入を考えている方には、是非一度レベルソをご検討いただけますと幸いです。