暖かい日々の訪れも伺えてきた今日この頃。
袖口が軽やかになるこれからの季節、腕元の新たな相棒をお探しの方も多いのではないでしょうか。

五大時計ブランドに数えられるドイツの至宝「A.ランゲ&ゾーネ」と、天才の血脈を継ぐ「ブレゲ」。
今回は、独自の歴史と妥協なき哲学を貫く両ブランドから、おすすめのタイムピースをそれぞれ厳選してご紹介いたします。
静謐なドレスウォッチと、無骨なミリタリークロノグラフ。
対極にある二つの名品を紐解いていきます。
目次
歴史を重んじ、本質を貫く両者の美学
ドレスウォッチの究極形を求めるランゲ&ゾーネと、航空時計の歴史を牽引してきたブレゲ。
一見すると対照的な両者ですが、その根底には「伝統への敬意」と「機能美の追求」という共通した矜持が流れています。
確かな存在感を放ちつつ、全体のバランスを整える知的な選択。
そんな、大人の余裕を感じさせるコレクションをご紹介します。
A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ
サクソニア ブルー・シリーズ 219.028

A. LANGE & SOHNE サクソニア ブルー・シリーズ 219.028
1994年のブランド復興時の4つのコレクションのうちの一つで、美しくシンプルな構成を特徴とするシリーズです。
その設計思想は過度な装飾を排し、機械式時計の本質的な機能にのみ特化することにあります。

中でもこのブルーシリーズは2017年に発表された、深みのあるネイビー文字盤が目を惹く特別感のあるラインナップです。

ケースサイズは35mm。
大型化がトレンドである現代において、この小ぶりなサイズ感こそが真のドレスウォッチとしての矜持を感じさせます。
シースルーバックから覗く、4分の3プレートや手彫りのテンプ受けなど、ドイツ工芸の魂をぜひその目で確かめていただきたい一本です。
BREGUET ブレゲ
タイプ 20 クロノグラフ 2057ST/92/3WU

BREGUET タイプ 20 クロノグラフ 2057ST/92/3WU
1950年代にフランス海軍航空隊のために開発されたミリタリーウォッチの傑作。
2023年に待望の第四世代へと進化を遂げた現行コレクションから、軍用仕様を色濃く反映した「タイプ 20」をご紹介します。

オリジナルのヴィンテージな雰囲気を継承しつつ、どこか現代的なエレガンスも漂う仕上がりは、ブレゲらしい気品が同居する唯一無二の存在です。
サクソニアとは対照的な42mmのケースは、圧倒的な視認性と現代のライフスタイルにマッチする力強い存在感を両立しています。

春の光と共に、自分らしい時を刻む
対極にある二本ですが、どちらも自らの歴史を誇り、一切の妥協なく作り込まれた至高のタイムピースです。
繊細な工芸美を愛でるか、力強い歴史を纏うか。
新しい季節の訪れとともに、日常のあらゆる瞬間に彩りを添えてくれる、あなただけの相棒をぜひ見つけてみてください。
















