近年の高級腕時計市場における価格高騰には目を見張るものがあります。
かつては手が届く存在だった憧れのモデルが、今や雲の上の存在になってしまったと感じている方も少なくないのではないでしょうか。
しかし、現行の定番モデルとは一線を画す、メカニズムや素材にこだわり抜かれた「隠れた名作」が数多く存在します。
今回は、時計としての純粋なクオリティや背景にあるストーリーを重視したい方にぜひおすすめしたい名品を3本ご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。
TAG HEUER タグ・ホイヤー
モナコ 24 Cal.36 CAL5112.FC6298

TAG HEUER タグ・ホイヤー モナコ 24 Cal.36 CAL5112.FC6298
こちらは「ルマン24時間耐久レース」にも耐え得る対衝撃性能を目指し、2011年に誕生したモナコのエクストリームモデルです。
「アドバンスト・ダイナミック・アブソーバー・システム」と名付けられた構造を採用しており、文字盤やムーブメントがケース内に浮かんでいるように見えます。

これにより対衝撃性が大幅に向上し、スポーツシーンはもちろん、普段使いにもたいへん優れた腕時計となりました。
更に特筆すべきは、搭載された自動巻きクロノグラフ「Cal.36」です。

これはゼニスの歴史的傑作「エル・プリメロ」をチューンアップしたキャリバーであり、1/10秒を計測できる毎時36,000振動を備えています。
性能はもちろんのこと、クロノグラフ作動時に動くキャリングアームも見どころであり、100万円以下で購入できるモデルとしては隙のない1本と言えるでしょう。

JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト
マスター コンプレッサー エクストリーム ワールド クロノグラフ Q1768470(150.8.22)

JAEGER LECOULTRE ジャガー・ルクルト マスター コンプレッサー エクストリーム ワールド クロノグラフ Q1768470(150.8.22)
このモデルの特徴は、とにかく多機能なことです。
・日付表示
・クロノグラフ
・ワールドタイム
・ケース内部に搭載されたスプリング付きインナーケースによる対衝撃性
・リューズの「圧縮キー」と呼ばれるコックによる防水性能
格式高いジャガールクルトの、これだけ多機能なスポーツウォッチにもかかわらずかなりお求めやすい価格となっており、まさに狙い目と言えるモデルです。

かなり大型のため、着用できる人を選ぶ腕時計ではありますが、きっと価格以上の満足感をもたらしてくれることでしょう。
ジャガールクルトにおいて、マスターコンプレッサーというシリーズ自体がかなりマイナーなため、数多の腕時計を見てきた愛好家にこそおすすめする1本です。

HARRY WINSTON ハリー・ウィンストン
オーシャン トリレトロ クロノグラフ OCEACT44ZZ002 ブラックザリウム

HARRY WINSTON ハリーウィンストン オーシャン トリレトロ クロノグラフ OCEACT44ZZ002 ブラックザリウム
「キング オブ ダイヤモンド」の異名をとるジュエラー「ハリーウィンストン」ですが、近年ではブランパンとムーブメントを共同開発しており、腕時計にも非常に力を入れています。
こちらに搭載されているレトログラード式クロノグラフ「Cal.HW1188」も、ブランパン製クロノグラフをベースに贅沢なチューンアップが施されたものであり、優れたクオリティと極めて快適な操作性を実現しています。

ハイテク素材「ザリウム」を使用したケースや、スケルトン加工された文字盤もたいへん高級感があり、150万円以下とは思えない名作です。

名門ジュエラーの作品でありながらダイヤモンドは一切使用されておらず、素材的質感とメカニズムの美しさだけで勝負しているモデルです。
これまで「ジュエラーの時計」に興味がなかった方にこそ、その本質的な魅力を体感していただきたい逸品です。

まだ見ぬ隠れた名作たちに目を向ける
今回ご紹介した3本は、いずれも圧倒的な技術力と個性を備えたモデルです。
現在のトレンドや知名度だけに左右されず、時計としての「中身」や「背景」に目を向けることで、これほどまでに満足度の高い選択肢を見つけることができます。
高騰が続く時代だからこそ、こうした隠れた名作たちに目を向け、自分だけの特別な1本を探してみてはいかがでしょうか。
















