2026年、GMTは20周年を迎えました。
全4回にわたってお届けしている20周年特別企画。
第1回では、2006年の創業当時を振り返りました。
そして第2回となる今回は、GMTが10周年を迎えた2016年頃のお話です。
2016年。
時計業界ではロレックス デイトナ 116500LNが登場し、大きな話題を呼んでいました。
一方で、スマートウォッチという新たな存在が注目を集めるなど、時計を取り巻く環境にも変化が生まれていた時代です。
GMTにとっても、創業当時から積み重ねてきた歩みがひとつの節目を迎えた頃でした。
店頭の空気感。
当時人気だったモデルのこと。
お客様との忘れられないエピソード。
今回は、そんな10周年を迎えた頃のGMTを振り返ってみようと思います。

10周年を迎えた頃のGMT
2016年当時、GMTはまだ旧店舗で営業していました。
現在の店舗と比べるとコンパクトな空間でしたが、その店内には10年かけて積み重ねてきた歩みが詰まっていました。
創業後の拡張を経て取り扱う商品は着実に増え、店内には多彩なブランドやモデルが並ぶようになっていました。
店頭には1,000万円を超える時計が並ぶことも珍しくなくなり、取り扱う商品の幅も大きく広がっていました。
創業当時に思い描いていた姿へ、一歩ずつ近づいていることを実感できる時期だったように思います。

大きな話題を呼んだデイトナ116500LN
2016年頃の時計業界を語るうえで欠かせないのが、ロレックス デイトナ 116500LNの登場です。
セラミックベゼルを採用した新型デイトナは発表直後から大きな注目を集め、店頭でもその話題で持ちきりでした。
また、この年はエクスプローラーⅠ 214270がマイナーチェンジを受けた年でもあります。
入荷した新旧モデルを並べて違いを確認したり、新しいスタッフに「どこが変わったかわかる?」とクイズを出したり。
新作モデルのわずかな変化にも自然と話題が集まるのは、今も昔も変わらないGMTらしい風景です。
さらに当時は、スマートウォッチ市場への注目も高まっていました。
さまざまなブランドが新しいカテゴリーへ挑戦していたことも含めて、2016年は時計業界にとって変化の多い一年だったように思います。

ラグスポという言葉が広がり始めた頃
この頃から接客の中でよく耳にするようになった言葉があります。
それが「ラグスポ」です。
ラグジュアリースポーツウォッチという概念が広く浸透し始め、パテック フィリップのノーチラス、オーデマ ピゲのロイヤルオーク、そして発表されたばかりの第三世代ヴァシュロン・コンスタンタン
オーヴァーシーズなどへの注目が高まっていました。
現在では入手困難なモデルとして知られるこれらの時計も、当時はまだ現実的な選択肢として検討されることが少なくありませんでした。
また、それまで時計に詳しい方を中心に語られていた世界三大時計ブランドについても、幅広いお客様からお問い合わせをいただくようになったのを覚えています。
時計市場全体の広がりを感じる場面が増えていった時期でした。

お客様とのご縁がつながっていく
10周年前後は、お客様との関係性の変化を実感する出来事も増えていた頃でした。
あるスタッフが印象的な出来事として挙げていたのが、一本の電話から始まったお客様とのご縁です。
パテック フィリップ ノーチラス 5711/1R-001のご相談をきっかけにお付き合いが始まり、その後も長くGMTをご利用いただく関係へとつながっていきました。
そして後日、そのお客様から「あの時、電話を取ったのがあなたで良かった」という言葉をいただいたそうです。
時計を通じた信頼関係が生まれ、そのご縁が長く続いていく。
そんなGMTらしさを感じるエピソードのひとつです。
また、就職を機に初めて機械式時計を購入されたお客様の中には、その後も人生の節目ごとにGMTをご利用くださり、長くご縁が続いている方もいらっしゃいます。
進学、就職、昇進、結婚。
人生の節目に寄り添う存在として時計を選び、そのたびにGMTを訪れてくださる。
腕時計は、その方の思い出や人生の節目とともに残っていく。
そんなことを改めて感じさせてくれるエピソードでした。
認知され始めたGMT
創業当時、時計好きの友人に「GMTで働いている」と話しても、なかなか伝わらなかったことがありました。
それが10周年を迎えた頃には、少しずつ変化が見え始めます。
「もしかして、あのGMTですか?」そんな言葉を耳にする機会が増えていったのです。
店頭に並ぶ時計の数が増え、お客様とのご縁が広がり、取り扱うブランドも充実していく中で、GMTという名前そのものを知っていただける場面が少しずつ増えていきました。
もちろん、まだ道半ばではありました。
それでも、創業当時を知るスタッフにとっては、「GMT」という名前が時計好きの方々に認知され始めていることを実感できた時期だったように思います。
次のステージへ
創業から10年。
店舗の規模も、取り扱う時計も、お客様の数も大きく変化しました。
一方で、お客様との会話を大切にする姿勢や、一人ひとりに寄り添う接客は、創業当時から変わらず受け継がれてきたものです。
10周年を迎えた頃のGMTには、確かな成長の実感がありました。
そして、その歩みはさらに次のステージへと続いていきます。
次回は、現在の店舗への移転という大きな転機を迎えた2020年頃のお話を。
新たなスタートへの期待に胸を膨らませる一方で、世の中は新型コロナウイルスという未曾有の出来事に直面していました。
大きな変化の中でGMTがどのように前へ進んでいったのか。
その頃の記憶を振り返ります。
















