腕時計の定期メンテナンス オーバーホールって何?どんなことをするの?

2024年12月09日

GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。

本日もご覧いただきありがとうございます。

腕時計定期メンテナンス オーバーホール

今回はご自身のお気に入りの腕時計を長く愛用するためにも、知っておいていただきたいメンテナンスについてご紹介します。

高級時計デビューされたばかりの方に、ぜひご一読いただきたい内容です。

一生モノと表現される高級機械式時計ですが、長くご愛用いただくためには定期メンテナンスが欠かせません。

それが、「オーバーホール」です。

腕時計定期メンテナンス オーバーホール

また、オーバーホールとは別に、「内部点検」と呼ばれるものがあります。

こちらは電池交換や不良箇所のみの作業、部分調整で完了するため、時間も短く費用も安く完了します。

ブランドによってオーバーホール推奨期間は異なりますが、ROLEXでは、オーバーホールを10年に1回は行うことをメーカーとして推奨しています。

ROLEX ロレックス サブマリーナー デイト 116610LN

なぜオーバーホールが必要なのでしょうか。

それは、機械式時計を構成する内部パーツや油は、必ず劣化していくからです。

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ ランゲ1 38.5mm 191.039 ホワイトゴールド

機械式時計は、巻き上げたぜんまいがほどける力を動力にします。

その際に100をも超える繊細な部品一つ一つが作用しています。

オーバーホールとは、時計のすべての部品を分解、洗浄し、組立、注油、調整、実測、検品までにいたる一連の工程のことを指します。

腕時計定期メンテナンス オーバーホール

手巻きの時計であれば、毎日巻いていただき、自動巻きであれば8~10時間程度着用することで、精度を保つことができます。

しかし、時計の内部には何種類もの油が使用されているので、油が劣化、酸化した状態で時計を使い続けると、時計の精度は自ずと悪くなっていきます。

どれだけ大切にお使いいただいた場合でも、あるいは殆ど使っていない綺麗な状態の時計でも、経年によって必ずオーバーホールが必要になります。

次のような時には注意が必要です。

・自動巻きで、日常的に着けているのに止まる

・パワーリザーブの時間より早く時計が止まる

・十分に手巻きをしているのに止まる

・巻いた時に重さを感じる

これらは時計内部で何らかのパーツに不具合が生じ始めているサインです。

お使いいただいている時計にこのような症状が出始めた場合は、速やかなメンテナンスが必要になります。

腕時計定期メンテナンス オーバーホール

腕時計定期メンテナンス オーバーホール

これらを放置していくと、修理代金が高額になったり、海外でしか修理できずに1年以上、時計が返ってこない場合もあり、最悪の場合は修理不可になる可能性があります。

また、クオーツ式の時計に関しても、内部の歯車や部品には油が使われており、油や電子部品の劣化は逃れられません。

長期間使用するためには適切なタイミングで点検やオーバーホールを行うことが大切です。

また、磁気帯びも問い合わせが多いトラブルの一つです。

最近は耐磁性に優れたモデルも多く登場してきたものの、注意が必要な時計がほとんどです。

万が一精度に狂いが生じてきてしまっても、最初は原因がわからない事が多いと思います。

その場合は、いち早くメンテナンスに出す事が最重要になります。

そういった場合に、ぜひご検討いただきたいのが当店のアフターサービスです。

※当店でご購入いただいた時計に限ります。

腕時計定期メンテナンス オーバーホール

Webお問い合わせフォーム又はお電話にて不具合の内容をご連絡の上、時計をお送りください。

時計到着後、不具合や時計の状態を確認させていただきます。

その後、当社提携工房に郵送し、修理見積と内容について判明次第、お客様にご連絡いたします。

修理内容、お見積りにご納得をいただいてから修理進行となりますので、安心してご利用いただけるサービスになっております。

時計に関しましてお困りの際にはぜひご活用ください。

 

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最後までお付き合いいただきありがとうございます。

それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。

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