GMTスタッフブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日もご覧いただきありがとうございます。
今回はご自身のお気に入りの腕時計を長く愛用するためにも、知っておいていただきたいメンテナンスについてご紹介します。
高級時計デビューされたばかりの方に、ぜひご一読いただきたい内容です。
一生モノと表現される高級機械式時計ですが、長くご愛用いただくためには定期メンテナンスが欠かせません。
それが、「オーバーホール」です。
また、オーバーホールとは別に、「内部点検」と呼ばれるものがあります。
こちらは電池交換や不良箇所のみの作業、部分調整で完了するため、時間も短く費用も安く完了します。
ブランドによってオーバーホール推奨期間は異なりますが、ROLEXでは、オーバーホールを10年に1回は行うことをメーカーとして推奨しています。
なぜオーバーホールが必要なのでしょうか。
それは、機械式時計を構成する内部パーツや油は、必ず劣化していくからです。
機械式時計は、巻き上げたぜんまいがほどける力を動力にします。
その際に100をも超える繊細な部品一つ一つが作用しています。
オーバーホールとは、時計のすべての部品を分解、洗浄し、組立、注油、調整、実測、検品までにいたる一連の工程のことを指します。
手巻きの時計であれば、毎日巻いていただき、自動巻きであれば8~10時間程度着用することで、精度を保つことができます。
しかし、時計の内部には何種類もの油が使用されているので、油が劣化、酸化した状態で時計を使い続けると、時計の精度は自ずと悪くなっていきます。
どれだけ大切にお使いいただいた場合でも、あるいは殆ど使っていない綺麗な状態の時計でも、経年によって必ずオーバーホールが必要になります。
次のような時には注意が必要です。
・自動巻きで、日常的に着けているのに止まる
・パワーリザーブの時間より早く時計が止まる
・十分に手巻きをしているのに止まる
・巻いた時に重さを感じる
これらは時計内部で何らかのパーツに不具合が生じ始めているサインです。
お使いいただいている時計にこのような症状が出始めた場合は、速やかなメンテナンスが必要になります。
これらを放置していくと、修理代金が高額になったり、海外でしか修理できずに1年以上、時計が返ってこない場合もあり、最悪の場合は修理不可になる可能性があります。
また、クオーツ式の時計に関しても、内部の歯車や部品には油が使われており、油や電子部品の劣化は逃れられません。
長期間使用するためには適切なタイミングで点検やオーバーホールを行うことが大切です。
また、磁気帯びも問い合わせが多いトラブルの一つです。
最近は耐磁性に優れたモデルも多く登場してきたものの、注意が必要な時計がほとんどです。
万が一精度に狂いが生じてきてしまっても、最初は原因がわからない事が多いと思います。
その場合は、いち早くメンテナンスに出す事が最重要になります。
そういった場合に、ぜひご検討いただきたいのが当店のアフターサービスです。
※当店でご購入いただいた時計に限ります。
Webお問い合わせフォーム又はお電話にて不具合の内容をご連絡の上、時計をお送りください。
時計到着後、不具合や時計の状態を確認させていただきます。
その後、当社提携工房に郵送し、修理見積と内容について判明次第、お客様にご連絡いたします。
修理内容、お見積りにご納得をいただいてから修理進行となりますので、安心してご利用いただけるサービスになっております。
時計に関しましてお困りの際にはぜひご活用ください。
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最後までお付き合いいただきありがとうございます。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。