現代腕時計の手本と名高いランゲ1

2023年12月25日

GMTスタッフブログをご覧の皆さまこんにちは。
いつもご覧いただきありがとうございます。

本日は、ドレスウォッチ特集よりA.ランゲ&ゾーネの傑作腕時計「ランゲ1」をご紹介します。

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ ランゲ1 38.5mm 191.021 イエローゴールド

世界5大時計ブランドの一角に位置するA.ランゲ&ゾーネの中でも、象徴的な存在になっているランゲ1ですが、モデル自体の歴史は1994年と約30年前に遡ります。
ムーブメント開発に定評のあるA.ランゲ&ゾーネが、自社開発50個目の新ムーブメントを搭載して現行モデルのランゲ1を発表したのが2015年のことになります。

新たに搭載されたムーブメント「Cal.L121.1」の特徴の一つに、日付変更が深夜零時ちょうどに行われる瞬転式になったことが挙げられます。

深夜零時ちょうどに日付表示が切り替わるのはロレックスの「デイトジャスト」機能が有名ですが、A.ランゲ&ゾーネのアウトサイズデイトで実現したという点に大きな意味があります。

同じようなケースサイズの腕時計と比べると約3倍の大きさを誇ると言われているアウトサイズデイトは、A.ランゲ&ゾーネが開発した革新的な機能です。
視認性が大きくアップしたことはもちろん、デザイン面においてもランゲ1の看板であるアウトサイズデイトは、手にすることがあれば深夜零時に日付表示が切り替わるのを楽しみたいと思わせるほどです。

アウトサイズデイト以外にも、オフセンターに配置された時分針とスモールセコンド、更にはパワーリザーブインジケーターと、一見特徴的でありながら細部まで計算されたデザインとなっています。


このデザインの背景には、「1:1.618」の黄金比の存在があります。
ギリシャのパルテノン神殿やパリの凱旋門の設計に際しても、黄金比が用いられていることは有名な話かと思います。
パッと目を惹く独創的なダイヤルですが、黄金比に基づいて緻密に練り上げられたデザインと考えれば、その視認性の良さも納得ではないでしょうか。


ムーブメントに関しては、調速方式が緩急針からフリースプラングへと変更されたことで、より高い精度を獲得しているのもうれしいポイントです。
2023年2月にメーカーでコンプリートサービスを受けており、修理明細も付属品として付いているため安心してご使用いただけます。
パワーリザーブ72時間を誇るツインバレルも頼もしい存在です。


2015年に登場したランゲ1はケース素材にピンクゴールド、イエローゴールド、プラチナの3種類があります。
一般的にイエローゴールドは華やかで華美な印象がありますが、写真で見るよりもイエローゴールドの輝きは落ち着いており、柔らかなアイボリーシルバーカラーのダイヤルも相まって上品に着用していただけるかと思います。

ドレスウォッチを含めてケースサイズが大型化している現代においては、本モデルの38.5㎜は手首に対して程よく主張できる大きさではないでしょうか。

最後に、2015年の販売当初のメーカー販売価格は300万円台後半だったと記憶しています。

物価高や原材料費の高騰などを理由に、年に複数回の価格改定を経てメーカー定価は600万円台に突入してしまいました。
メーカー定価や二次流通市場における販売価格が上昇していくのは今に始まったことではありませんが、パテック フィリップ、オーデマ ピゲ、ヴァシュロン・コンスタンタンの世界三大時計ブランドの人気モデルや、A.ランゲ&ゾーネのランゲ1においては、価格高騰はより顕著だと思います。

本記事を掲載した2023年12月25日現在では、こちらの商品は「¥4,750,000(税込)」で販売をさせていただいております。
メーカー定価との価格差を考慮すれば、十分魅力的な価格ではないでしょうか。

流通量も決して多くない、現行モデルのランゲ1をぜひご検討いただければと思います。

▼ご紹介した商品はこちら

A. LANGE & SOHNE ランゲ&ゾーネ ランゲ1 38.5mm 191.021 イエローゴールド

■ ドレスウォッチ特集はこちら

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
それでは、素敵な時計ライフをお過ごしください。

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